AQUOS なめらかハイスピードは、画面の表示を滑らかにし、スクロールや動画、ゲームを快適にする機能だ。
特にAQUOS sense8では、リフレッシュレートを最大90Hzに設定でき、より滑らかな映像を実現する。
しかし、電池の消費が増えるなどのデメリットもあるため、最適な設定方法を知ることが重要だ。
また、ゲームモードと併用することで快適性が向上するが、特定のアプリでは解除が必要な場合もある。
本記事では、設定方法や電池持ちとのバランス、ゲームモードとの違い、解除手順を詳しく解説する。
AQUOS なめらかハイスピードの設定と特徴
- なめらかハイスピード表示とは?
- AQUOS sense8での対応状況
- リフレッシュレートの設定方法
- なめらかハイスピードの設定方法
- ゲームモード設定との違い
なめらかハイスピード表示とは?

なめらかハイスピード表示とは、AQUOSシリーズのスマートフォンに搭載されているディスプレイ機能の一つで、画面の表示をより滑らかにする技術です。
通常、スマートフォンの画面は一定のリフレッシュレートで更新されますが、この機能をオンにすると、フレームレートの向上や黒画像の挿入によって、視覚的により滑らかな動きを実現します。
特に、ゲームや動画の視聴時に効果を発揮し、動きの速い映像でもカクつきを抑え、残像を減らすことができます。
この機能の仕組みとしては、まず画面のリフレッシュレートを高めることで、1秒間に表示できるフレーム数を増やします。
たとえば、60Hz(1秒間に60回の更新)が標準的なスマートフォンのリフレッシュレートですが、なめらかハイスピード表示をオンにすると90Hzや120Hzに引き上げられる場合があります。
また、機種によってはフレーム間に黒い画像を挿入することで、残像感をさらに軽減する工夫がされています。
これにより、目の疲れを軽減しつつ、よりリアルな動きを表現できるのです。
ただし、この機能には注意点もあります。
リフレッシュレートが上がることで、画面の更新回数が増えるため、バッテリーの消費が早くなる傾向があります。
また、アプリによっては高リフレッシュレートに対応していないものもあるため、必ずしもすべてのシーンで効果が発揮されるわけではありません。
そのため、電池持ちを優先する場合や、特定のアプリで問題が発生する場合は、設定を見直すことが推奨されます。
AQUOS sense8での対応状況
AQUOS sense8では、なめらかハイスピード表示に対応しており、最大90Hzのリフレッシュレートを実現できます。
さらに、黒画面を高速で挿入する技術により、最大180Hz相当の滑らかな表示が可能となっています。
これにより、通常のスマートフォンよりもスクロール時の動きが滑らかになり、ゲームや動画再生時の視認性が向上します。
特に、速い動きの映像やアクションゲームをプレイする際には、カクつきを抑えてスムーズな視聴・操作体験を提供します。
AQUOS sense8は、IGZO OLEDディスプレイを採用しているため、リフレッシュレートが高くても省電力性能に優れています。
通常、高リフレッシュレートのスマートフォンでは、電池消費が早くなるデメリットがありますが、AQUOS sense8のIGZO OLEDは低消費電力で動作するため、一般的な有機ELディスプレイよりもバッテリー持ちが良いとされています。
これにより、高リフレッシュレートを活用しながらも、長時間の使用が可能となっています。
ただし、AQUOS sense8でなめらかハイスピード表示を使用する場合、一部のアプリでは適用されない場合があります。
これは、アプリ側が高リフレッシュレートに対応していないことが原因であり、特定のゲームや動画再生アプリでは、設定をオンにしても60Hzのままで動作することがあります。
そのため、すべてのアプリで効果を感じられるわけではない点に注意が必要です。
また、バッテリー消費を抑えたい場合は、なめらかハイスピード表示をオフにすることで電池の持ちを改善できます。
リフレッシュレートの設定方法

AQUOSシリーズのスマートフォンでは、ユーザーがリフレッシュレートの設定を変更できるようになっています。
特に、AQUOS sense8では最大90Hzのリフレッシュレートに対応しており、設定を調整することで、消費電力と滑らかさのバランスを取ることができます。
リフレッシュレートの設定方法は以下の通りです。
- 設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリをタップします。 - ディスプレイ設定を選択
「ディスプレイ」セクションを開きます。ここでは、画面の明るさやカラー設定など、ディスプレイに関するオプションが表示されます。 - なめらかハイスピード表示を有効化
「なめらかハイスピード表示」という項目を探し、スイッチをオンにします。これにより、対応するアプリやコンテンツで90Hzまたは180Hz相当の表示が可能になります。 - リフレッシュレートの固定設定(オプション)
一部のAQUOS端末では、リフレッシュレートを60Hzに固定するオプションもあります。バッテリーの消費を抑えたい場合は、「リフレッシュレート設定」から60Hzに固定すると、より電池持ちが良くなります。
設定を変更することで、普段の使用では60Hz、ゲームや動画視聴時のみ高リフレッシュレートを活用するなど、状況に応じた使い分けが可能です。
特に、バッテリー消費を気にするユーザーは、高リフレッシュレートを常に有効にするのではなく、必要な時だけオンにすることをおすすめします。
また、リフレッシュレートを変更した際、アプリが正常に動作しなくなることがあります。
その場合は、一度アプリを終了し、再起動することで解決することが多いです。
もし特定のアプリで問題が発生した場合は、個別に「なめらかハイスピード表示」をオフにすることで安定した動作が期待できます。
このように、AQUOS sense8ではリフレッシュレートの設定を柔軟に変更できるため、自分の使用スタイルに合わせて最適な設定を選択することが重要です。
なめらかハイスピードの設定方法
AQUOSシリーズのスマートフォンでは、「なめらかハイスピード表示」を設定することで、画面の表示をより滑らかにすることができます。
特に、スクロール時のカクつきを軽減したり、動きの速い映像やゲームでの視認性を向上させたりするため、アクティブにスマホを使用する人にとって便利な機能です。
ここでは、その設定方法を詳しく解説します。
なめらかハイスピード表示をオンにする手順
- 設定アプリを開く
まず、ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリを開きます。 - ディスプレイの設定を選択
設定メニューの中から「ディスプレイ」をタップします。この画面では、明るさの調整やブルーライトカットなど、画面に関するさまざまな設定が行えます。 - なめらかハイスピード表示の項目を探す
「詳細設定」を開くと、「なめらかハイスピード表示」という項目が表示されます。このオプションを選択すると、オン・オフを切り替えられます。 - 機能をオンにする
スイッチをオンにすると、なめらかハイスピード表示が有効になり、対応アプリやゲームで高リフレッシュレートが適用されます。
また、AQUOSシリーズでは機種によって設定方法が異なる場合があります。
一部の機種では「AQUOS便利機能」の中にこの設定が含まれていることもあるため、該当する項目が見つからない場合は、「設定」アプリ内で検索機能を使って「なめらかハイスピード表示」を探すと良いでしょう。
特定のアプリだけオフにする方法
なめらかハイスピード表示は、アプリごとにオン・オフを切り替えることも可能です。
一部のアプリではこの機能が適用されると正常に動作しないことがあるため、特定のアプリで無効にしたい場合は、以下の手順を試してください。
- 「なめらかハイスピード表示」設定画面を開く
- 「アプリごとの設定」を選択
- 一覧から対象のアプリを選び、オフに設定する
こうすることで、ゲームや動画アプリでは高リフレッシュレートを適用しつつ、通常のアプリではバッテリー消費を抑えるなど、使い分けが可能になります。
設定時の注意点
なめらかハイスピード表示を有効にすると、画面の更新頻度が増えるため、バッテリー消費が早くなる傾向があります。
長時間スマホを使用する際は、バッテリーの持ちと快適な表示のバランスを考慮して、状況に応じて設定を調整することをおすすめします。
また、アプリを起動したまま設定を変更すると動作が不安定になることがあるため、設定変更後は一度アプリを終了し、再起動すると良いでしょう。
ゲームモード設定との違い

AQUOSシリーズには、「なめらかハイスピード表示」とは別に「ゲームモード(ゲーミングメニュー)」という設定が用意されています。
これらはどちらもスマホのパフォーマンス向上に関連する機能ですが、それぞれの目的や適用範囲が異なります。
ここでは、両者の違いを詳しく解説します。
なめらかハイスピード表示とゲームモードの基本的な違い
機能 | 目的 | 適用範囲 | 影響 |
---|---|---|---|
なめらかハイスピード表示 | 画面の表示を滑らかにする | すべてのアプリ(個別設定可能) | リフレッシュレート向上によるバッテリー消費の増加 |
ゲームモード(ゲーミングメニュー) | ゲームプレイの快適性向上 | 登録したゲームアプリのみ | 通知ブロック、パフォーマンス向上、タッチ感度向上など |
このように、「なめらかハイスピード表示」はディスプレイのリフレッシュレートを向上させることで、全体的な画面の滑らかさを改善するのに対し、「ゲームモード」はゲーム中の通知をオフにしたり、タッチ感度を高めたりすることで、より快適なプレイ環境を提供します。
具体的な機能の違い
なめらかハイスピード表示の特徴
- 画面のリフレッシュレートを向上させることで、滑らかな表示を実現
- 動画視聴やスクロール時のカクつきを軽減
- 一部のアプリやコンテンツでは適用されない場合がある
- 高リフレッシュレートによりバッテリー消費が増加
ゲームモード(ゲーミングメニュー)の特徴
- 通知ブロック:ゲームプレイ中に電話やアプリの通知をオフにする
- タッチ感度向上:誤タップを防ぐためにエッジコントロール機能を設定可能
- パフォーマンスモード:端末の処理能力を最大化し、ゲームの動作をスムーズにする
- ゲーム中の録画:プレイ動画を録画して保存できる
このように、なめらかハイスピード表示は主にディスプレイの表示に関する機能であるのに対し、ゲームモードは総合的なゲーム体験を向上させるための機能といえます。
どちらを使用すべきか?
なめらかハイスピード表示は、普段のスマホ操作をより快適にするための機能であり、ゲーム以外の場面でも効果を発揮します。
一方で、ゲームモードは特定のゲームアプリに適用されるため、ゲームをプレイする際に便利な機能が多数搭載されています。
もし「ゲームの快適性を最優先したい」のであれば、ゲームモードを活用すると良いでしょう。
一方で、「日常的なスマホの操作をスムーズにしたい」「動画やウェブブラウジングでも滑らかさを求める」という場合は、なめらかハイスピード表示をオンにするのが適しています。
また、両方の機能を同時に活用することも可能です。
例えば、なめらかハイスピード表示をオンにしつつ、ゲームをプレイする際はゲームモードを有効にすることで、最適なパフォーマンスと快適性を両立できます。
ただし、バッテリー消費が増えるため、長時間の使用には注意が必要です。
このように、なめらかハイスピード表示とゲームモードは、それぞれ異なる目的を持つ機能です。
自分の使用スタイルに合わせて、適切に設定を調整すると良いでしょう。
AQUOS なめらかハイスピードのデメリットと解除方法
- 電池消費への影響と対策
- なめらかハイスピードの表示をオフにする方法
- ゲーミング設定の解除手順
- なめらかハイスピード表示のデメリットとは?
- 省エネと快適性のバランス調整
電池消費への影響と対策

AQUOSシリーズのスマートフォンに搭載されている「なめらかハイスピード表示」は、画面のリフレッシュレートを向上させることで、より滑らかなスクロールや映像再生を可能にする機能です。
しかし、高リフレッシュレートを維持するためには、通常よりも多くの電力が必要となるため、電池の消費が早くなる傾向があります。
特に、長時間スマホを使用する場合や、バッテリーの持ちを重視するユーザーにとっては、この影響を考慮することが重要です。
なめらかハイスピード表示による電池消費の影響
通常のスマートフォンでは、画面のリフレッシュレートは60Hzに設定されていることが多いですが、なめらかハイスピード表示を有効にすると、90Hzや120Hz、さらには180Hz相当の表示が可能になります。
この結果、画面の描画回数が増え、GPU(グラフィック処理装置)やディスプレイ自体が多くの電力を消費することになります。
特に、以下のような条件下ではバッテリー消費が顕著になります。
- 長時間の動画視聴やゲームプレイ
- 高リフレッシュレートを維持し続けるため、消費電力が増加する。
- アプリの仕様によりリフレッシュレートが固定されない場合
- 一部のアプリでは、スマートフォンの設定とは別にリフレッシュレートを管理しており、常に高リフレッシュレートで動作することがある。
- バッテリー残量が少ないとき
- 端末のシステムが電池消費を抑えるために、自動的にリフレッシュレートを下げる場合があるが、それでも通常よりも電力を消費する。
電池消費を抑えるための対策
なめらかハイスピード表示を活用しつつ、バッテリーの持ちを改善するためには、いくつかの工夫が必要です。
- 必要なときだけ有効にする
- ゲームや動画視聴時のみ高リフレッシュレートを使用し、普段はオフにしておく。
- 「アプリごとに設定を変更する」機能を活用し、常に必要なアプリのみ適用する。
- バッテリーセーバーモードを活用する
- AQUOS端末には省電力モードが搭載されているため、電池残量が少ないときはこの機能を有効にすると、自動的にリフレッシュレートが低下し、電池持ちが改善される。
- 画面の明るさを自動調整にする
- 高リフレッシュレートと合わせて、画面の輝度が高いとバッテリー消費が増えるため、自動調整機能を利用して適切な明るさを維持する。
- 不要なアプリのバックグラウンド動作を制限する
- バックグラウンドで動作しているアプリが多いと、CPUやGPUの負荷が増え、結果として電池消費が加速するため、不要なアプリのバックグラウンド動作をオフにすることも有効。
このような対策を講じることで、なめらかハイスピード表示の恩恵を受けながら、電池の消費を最適化することが可能です。
なめらかハイスピードの表示をオフにする方法
なめらかハイスピード表示は、画面の滑らかさを向上させる便利な機能ですが、電池消費が増えるなどのデメリットもあります。
そのため、普段はオフにしておき、必要な時にだけオンにするという使い方が適しています。
ここでは、なめらかハイスピード表示をオフにする方法を解説します。
すべてのアプリでオフにする方法
- 設定アプリを開く
- ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」を選択します。
- ディスプレイの設定を開く
- 設定メニュー内の「ディスプレイ」項目をタップします。
- なめらかハイスピード表示の設定を探す
- 「詳細設定」内に「なめらかハイスピード表示」のオプションがあります。
- スイッチをオフにする
- スイッチをオフにすると、端末全体で60Hzのリフレッシュレートに戻ります。
特定のアプリだけオフにする方法
- なめらかハイスピード表示の設定画面を開く
- 「アプリごとの設定」を選択
- 一覧から対象のアプリを探してオフにする
こうすることで、バッテリーの消費を抑えつつ、必要なアプリでは高リフレッシュレートを維持することができます。
ゲーミング設定の解除手順

AQUOSシリーズには「ゲーミングメニュー」という機能があり、ゲーム中の通知ブロックやタッチ感度向上、パフォーマンス強化など、プレイ環境を向上させるための設定が用意されています。
しかし、特定のゲームではこの機能が不要だったり、逆に誤作動を引き起こす場合もあります。
そのため、必要に応じてゲーミング設定を解除することが重要です。
ゲーミング設定を解除する方法
- 設定アプリを開く
- ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリを開きます。
- 「AQUOSトリック」を選択
- 設定メニューの中から「AQUOSトリック」をタップします。
- 「ゲーミングメニュー」へ進む
- 「ゲーミングメニュー」の項目を開きます。
- 「登録ゲーム設定」を開く
- ゲーミング設定を適用したゲームの一覧が表示されるため、解除したいゲームを選択します。
- 設定をオフにする
- 「登録解除」または「オフ」を選択し、ゲーミング設定を解除します。
ゲーミングメニュー全体を無効にする方法
- 設定アプリを開く
- 「AQUOSトリック」→「ゲーミングメニュー」を選択
- 「メニューを表示」をオフにする
この設定をオフにすると、すべてのゲームでゲーミングメニューが無効化されます。
ただし、一括でオフにすると、すべてのゲームに適用されるため、個別に解除するか、特定の機能だけ無効にする方法も検討すると良いでしょう。
ゲーミングメニューを解除することで、通常のスマートフォン操作と同じ状態に戻すことができます。
もし誤動作や不要な設定変更が発生している場合は、これらの手順を試してみると解決する可能性があります。
なめらかハイスピード表示のデメリットとは?
なめらかハイスピード表示は、スマートフォンの画面表示をより滑らかにし、スクロールや映像の視聴体験を向上させる便利な機能です。
しかし、すべてのユーザーにとって常にメリットばかりとは限りません。
この機能をオンにすることで発生するデメリットも存在し、状況によってはオフにすることが適切な場合もあります。
ここでは、なめらかハイスピード表示の主なデメリットについて解説します。
1. バッテリー消費が増加する
なめらかハイスピード表示は、画面のリフレッシュレートを上げることで、より滑らかな映像を実現しています。
しかし、リフレッシュレートが高くなると、その分画面の更新回数が増え、結果としてスマートフォンのバッテリー消費が早くなる傾向があります。
例えば、リフレッシュレートが60Hzの状態と90Hzの状態では、1秒間に画面が更新される回数が増えるため、ディスプレイとグラフィック処理にかかる負荷が高まります。
これにより、長時間の使用時にバッテリーの減りが早くなり、充電の頻度が増える可能性があります。
特に外出時や長時間スマートフォンを使う予定がある場合には、バッテリー残量に注意が必要です。
2. 一部のアプリが対応していない
なめらかハイスピード表示は、すべてのアプリやゲームで効果を発揮するわけではありません。
アプリ側でリフレッシュレートが固定されている場合、この機能を有効にしても60Hz以上のリフレッシュレートが適用されないことがあります。
特に、特定の動画再生アプリや一部のゲームでは、なめらかハイスピード表示をオンにしても変化が感じられないことがあるため、期待通りの効果が得られない場合があります。
また、アプリによっては高リフレッシュレートに最適化されていないため、動作が不安定になったり、逆にカクついたりするケースも報告されています。
3. 端末の発熱が増える可能性がある
リフレッシュレートを高く設定すると、GPU(グラフィック処理装置)の負荷が増えるため、スマートフォン本体の温度が上昇しやすくなります。
特に、負荷の高いゲームを長時間プレイしたり、動画を連続して視聴したりすると、端末が熱くなることがあります。
スマートフォンの発熱が増えると、パフォーマンスが低下したり、場合によってはシステムが自動的に処理能力を抑えてしまうことがあります。
また、長期間の高温状態が続くと、バッテリーの劣化を早める可能性もあるため、注意が必要です。
4. 電池残量やシステムの影響で自動的にオフになることがある
なめらかハイスピード表示は、端末の電池残量や温度によって、自動的にオフになる場合があります。
例えば、バッテリー残量が少なくなると、システムが自動的にリフレッシュレートを下げてバッテリー持ちを優先することがあります。
また、端末の温度が一定以上に達すると、安全のために機能が制限されることもあります。
このように、なめらかハイスピード表示には便利な面がある一方で、バッテリー消費の増加や端末の発熱、アプリの互換性といったデメリットも考慮する必要があります。
使用するシーンに応じてオン・オフを切り替えることで、快適なスマートフォン体験を維持することができるでしょう。
省エネと快適性のバランス調整

スマートフォンを快適に使うためには、なめらかハイスピード表示のような高性能な機能を活用することが重要ですが、一方でバッテリー持ちや端末の発熱を抑えることも同じくらい大切です。
なめらかハイスピード表示を有効にしながら、消費電力をできるだけ抑えるためには、適切なバランスを取ることが必要です。
ここでは、省エネと快適性を両立させるための方法を紹介します。
1. 必要なときだけなめらかハイスピード表示を有効にする
なめらかハイスピード表示は、常にオンにしておく必要はありません。
特に、SNSやメールのチェック、ニュースの閲覧など、あまり画面のスクロールをしない用途では、高リフレッシュレートの恩恵を感じにくいため、通常時はオフにしておくとバッテリー消費を抑えられます。
一方で、動画視聴やゲームプレイ時には、高リフレッシュレートの恩恵が大きいため、こうした場面ではオンにするのが適しています。
AQUOS端末では、アプリごとにこの機能をオン・オフできるため、特定のアプリでのみ有効にすることで、無駄な電池消費を防ぐことができます。
2. ディスプレイの明るさを適切に調整する
ディスプレイの明るさは、バッテリー消費に大きく影響します。
なめらかハイスピード表示を有効にしているときは、特にディスプレイの電力消費が増えるため、画面の明るさを自動調整にしておくと省エネ効果が期待できます。
また、夜間や暗い場所では、明るさを低めに設定することで、バッテリーの持ちを向上させることができます。
目の負担を軽減する意味でも、適切な明るさ調整を心がけることが重要です。
3. バッテリーセーバーモードを活用する
AQUOS端末には、省電力機能として「バッテリーセーバーモード」が搭載されています。
この機能を有効にすると、バックグラウンドの動作を抑えたり、リフレッシュレートを自動的に制限したりして、バッテリーの持ちを改善することができます。
特に、外出時や充電ができない状況では、このモードを活用することで、より長くスマートフォンを使用することが可能になります。
4. 長時間の使用を避ける
ゲームや動画視聴を長時間続けると、バッテリー消費だけでなく、端末の発熱も増加します。
特に高リフレッシュレートを維持し続けると、発熱によるパフォーマンス低下やバッテリーの劣化につながることがあります。
そのため、適度に休憩を挟んだり、発熱が気になる場合は設定を一時的にオフにするなど、使用時間の管理も重要です。
このように、なめらかハイスピード表示を活用しながら省エネを意識することで、快適なスマートフォン体験を維持することができます。
用途に応じて設定を最適化し、電池の持ちと快適性のバランスを取りながら使用するのが賢い使い方といえるでしょう。